[「カイロスマーケティング株式会社」(以下、「KM」)]A社会保険労務士法人さまの事業についてお聞かせください。
A社会保険労務士法人は舞鶴・丹後、京都下京区と京都府内を中心にサービス提供をしています。私たちが提供するのは、企業で働く従業員が安心して働ける環境づくりのお手伝いです。企業の成長に不可欠である従業員の環境を守ることで、企業の10年後、20年後を見据えた健全な発展をお手伝いしています。
当事務所では、複数社員がチームを組んでお客さまをサポートしています。労務の手続きや助成金関連のサポートなど、各社員の専門分野を活かし、幅広いサービス提供ができる体制を整えています。また、お客さまからのご相談を待つのではなく、当事務所の方からお客さまにお役立ていただけるようなことは積極的に提案していく「提案型」のサービス提供をおこなっています。
[KM]マーケティングオートメーション(MAツール)導入の経緯を教えてください
「Kairos3」を知る以前、お付き合いのあるコンサルティング会社が主催するセミナーに参加したところ、お客さまのWeb行動がわかるツールがあることを知りました。お客さまのWeb行動がわかれば、当事務所が大切にしている提案型のサービス提供を、よりお客さまのニーズに合わせて行えるのではと考え、同様のことができるツールをいくつか調べてみました。
調べてみると、導入するには初期費用だけでなく、毎月の利用料もかかり、年間で考えると高額なコストになることがわかりました。調べていた当時は、事務所の社員それぞれが多くの業務を抱えており、導入や運用の対応を専任で頼める社員がいない状況でもありました。運用を進められるかわからない状況でコストをかけてしまうのはもったいないので、導入するのは断念したのです。
[KM]一度はツールの導入を断念したのですね。そこからなぜ「Kairos3」を導入いただいたのでしょうか?
別のセミナーで、私たちと同じ社会保険労務士事務所で、「Kairos3」を使っていると知りました。同業者が実際に「Kairos3」を活用している話を聞いて、「Kairos3」なら当事務所でも同じように活用できるのではと考え、検討をはじめました。
「Kairos3」について調べてみると、以前検討していたツールよりも安価に導入できることがわかり驚きました。まずは少ないコストで始められる「Kairos3」を入れてみて、できるところから少しずつ運用してみようと思い、導入を決めました。
[KM]導入後の運用は伊阪さまと清水さまがご担当されていらっしゃるのですね。
私たちは、2019年12月と2020年3月の入社で、新しく開設した京都事務所で働いています。入社して間もなく、新型コロナウイルスの感染拡大によって、人との接触が制限されてしまい、税理士さん向けの営業活動やお客さまへの接触ができない状況になってしまいました。
「Kairos3」の導入は、私たちの入社時期と同時期でした。「Kairos3」を運用し、新型コロナウイルスの影響がある中でも、新規のお客さまを獲得していくことが私たちの最初のミッションとなりました。
[KM]運用を任された際、どのような印象でしたか?
前職では、営業職だったのですが、会社独自に開発された専用の営業管理システムを使っていたので、ITツールを使う経験がほとんどありませんでした。マーケティング業務の経験もないので、不安を感じていましたが、運用を任された時、すでにウェビナーを開催する予定が決まっていました。ウェビナー開催に向けて「やるしかない!」と思い進めていきました。
私たちの事務所は3拠点あり、離れた場所で働いている社員もいますが、「Kairos3」を通して、離れた場所の社員とも情報共有が可能です。私たち2人だけが「Kairos3」を活用するのでなく、社員誰もが「Kairos3」を見ればお客さまの情報がわかり、お客さまへの提案に活用できるような情報蓄積や運用をしていこう!と決めました。
[KM]ウェビナー開催が決まっていたのですね。無事開催できましたか?
はい。ウェビナーは、他社が主催するものに代表が登壇することはあっても、自社での開催は初めてでした。ウェビナー開催に何が必要なのかもわからないところからのスタートでしたが、運営方法を調べてみると「Kairos3」の機能でおおよそのことに対応できることがわかりました。
ウェビナー運営に必要な参加者の管理や受講URLの案内メール、アンケートは「Kairos3」で対応し、Zoomを使ってウェビナーを開催しました。アンケートの回収率を高めたかったので、アンケートを回答してくれた方に、セミナー資料を送付する仕組みにしました。アンケート回答者に自動返信で資料を送れるので、お客さまに1件ずつ資料を送付する手間をかけずに対応できました。
「Kairos3」とウェビナーを実施するシステムがあればウェビナーが開催できます。「Kairos3」はウェビナー開催ととても相性が良いツールだと感じました。
ウェビナーは、その後も何度か開催していて、都度運営を見直しています。アンケートの項目を改善してみたり、セミナーの資料をお客さまが実際にご覧になられているかを把握できるようにしたりと、今でも毎回改善点を確認して2人で試行錯誤しています。
[KM]ウェビナー開催以外にはどのような活用をされていますか?
毎週メルマガを送っています。お問い合わせをいただいたものの、契約まで至らなかったお客さまに向けて、セミナーのご案内や助成金制度のご案内を送っています。
他の社員にも協力してもらい、6名で順番にメルマガ執筆をおこなっています。私たち社会保険労務士事務所は、お客さまとの信頼関係が重要なため、お客さまに提供するメルマガの情報も正確性が大切です。より幅広い分野の情報を正しくお届けするために、各分野の専門知識をもった社員がチームでお客さまをサポートしています。メルマガでもそれぞれの社員が自分の得意分野を活かした内容を執筆しています。
厚生労働省のWebサイトの情報を、経営者や総務部の方が理解しやすいように噛み砕いた内容をメルマガにしています。メルマガを受け取っているお客さまに助成金を身近に感じてもらえるようになりました。
[KM]ウェビナーだけでなくメルマガまで、初めてのMAツール活用にも関わらず順調に進んでいらっしゃいますね。
導入当初は、何がわからないのかもわからない状況だったので、「Kairos3」のサポート担当者に何度も連絡をしました。連絡をすると、電話ですぐに対応していただき、Zoomでのオンライン会議で画面を共有しながらメールのテンプレートの作成を1から丁寧に教えてくれました。
新型コロナウイルスの影響で、新規のお客さまとの接点が持てない中、DMで新規のお客さまへの情報提供をおこないました。紙で当社の情報を受け取ったお客さまが、どうしたら「Kairos3」のフォームへ登録してくれるのかを相談したところ、私たちと同じ立場にたって、一緒に考えてくださいました。
サポート担当者がいなかったら、「Kairos3」を使いこなすことを諦めていたと思います。
[KM]最後に、今後取り組みたいことなどあれば教えてください。
今は、契約していないお客さまへのメルマガ配信をしていますが、今後は顧問契約をしているお客さまにもメルマガ配信をしていきたいと思っています。
顧問契約をしているお客さまには、これまで郵送でニュースレターを送っていました。郵送から「Kairos3」のメルマガに切り替えることで、開封状況などからお客さまの新たなニーズを発見できそうだと考えています。今提供しているサービスだけでなく、お客さまが必要としているサービスを、私たちから提案していけるように、「Kairos3」を活用していきたいと考えています。
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