株式会社ラキール

ホワイトペーパーによる顧客獲得とメルマガでファンを育てる取り組みに成功

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扇澤 太一 さま
広報・マーケティング本部 広報・マーケティング Group
業種
IT・通信
活用用途
インサイドセールス メルマガ 新規顧客獲得 顧客情報管理

導入前の状況

  1. 少人数での業務に追われており、十分なマーケティング業務ができていなかった。
  2. ITツールを導入して業務の効率化をすることが急務であった。
  3. 今後の業務拡大に向けて、業務の柔軟な対応を迫られていた。

要件や選定の決め手

  1. 画面の指示に従えば、迷わずに使いこなせる操作性がよかった。
  2. 画面から該当するヘルプやマニュアルを見ることができた。
  3. 従量課金制であり、自社の規模や成長に合わせて利用できる料金体系であった。

導入による効果

  1. ホワイトペーパー配布による資料ダウンロードの仕組みを「Kairos3 Marketing」で作り、一定数のお客さまを獲得できるようになった。
  2. メルマガのABテストや未開封者への再配信などの機能を使って、より多くのお客さまにメルマガをお届けする工夫ができている。

多彩なプロダクトで企業のDXを支援する株式会社ラキール

[カイロスマーケティング株式会社(以下、「KM」)]株式会社ラキールさまの事業についてお聞かせください。

私たちは、独自のプロダクトブランド「LaKeel(ラキール)」シリーズを提供しており、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を総合的に支援する先進的なソリューションを展開しています。特に、主力製品であるクラウド型アプリケーション開発運用基盤「LaKeel DX」をはじめ、統合型人事システム「LaKeel HR」、データ分析や統合管理をサポートする「LaKeel Data Insight」など、合計14種類のプロダクトを提供しており、ビジネスの変革に貢献することを目指しています。

[KM]扇澤さまのお仕事について教えてください。

広報・マーケティングGroupに所属しており、主に当社および製品の認知向上を目的とした広報活動を行う一方で、新規顧客の獲得や既存顧客の育成(ナーチャリング)といったマーケティング業務も担当しています。具体的には、ターゲット市場の分析や、オンライン・オフライン両方でのキャンペーンの企画・実施、SEOやコンテンツマーケティングを活用したリード獲得やメールマーケティング、イベント企画・運営など、多岐にわたる施策を展開しています。

当部門は5名体制となっており、私は動画配信型教育サービス「LaKeel Online Media Service」とBIツール「LaKeel BI」を担当しています。

thumnail:株式会社ラキールの事例取材風景

広報・マーケティング担当 扇澤様

初めてでもサクサク使い始めることができた「Kairos3 Marketing」

[KM]マーケティングオートメーション(MAツール)導入の経緯を教えてください。

MAツールの導入は2016年12月でした。当時は社員数も少なく、現在のようにマーケティングを担当する部署も存在していなかったため、マーケティング業務に割ける人員や時間が限られていました。

こうした背景から、業務効率化を目的としてMAツールを導入しました。数あるMAツールの中でも「Kairos3 Marketing」は、シンプルなUIにより社員がすぐに使いこなせる点が非常に魅力的でした。

さらに、従量課金制であるため、当社の規模や成長に応じて柔軟に利用できる点も大きな魅力でした。

[KM]扇澤さまは3年ほど前に入社されたとのことですが、そのときのご状況はいかがでしたか?

2021年に当社は東京証券取引所マザーズ(現グロース)に上場し、同年に統合型人事システム「LaKeel HR」をリリースしました。事業が急速に拡大していく中で、マーケティングや広報活動の強化が求められるようになり、これを機に現在の広報・マーケティングGroupが発足しました。その後、組織体制の強化に伴い、「Kairos3 Marketing」を活用した施策の範囲や頻度が増え、より効果的にマーケティング活動を展開できるようになりました。

それ以前は、当社のBIツール「LaKeelBI」のマーケティング活動として「Kairos3 Marketing」を活用し、メルマガ配信、資料ダウンロードフォーム、セミナー告知などを実施していました。

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ホワイトペーパーの活用についてお伺いしました。

[KM]具体的にはどのようなマーケティング活動を開始されたのでしょうか。

まず、製品ごとに年間のリード獲得目標数を設定しました。その目標達成に向け、SEOやコンテンツマーケティング、ホワイトペーパーのダウンロード促進、さらにオンライン・オフラインイベントなど、多様な施策を展開してリードを獲得しました。獲得したリードに対しては、「Kairos3 Marketing」を活用し、メールマーケティングを行い、定期的に情報提供を行うことでナーチャリングを実施しました。これにより、見込み客との関係を深め、購買意欲の向上を図っています。また、既存のお客さまに対してもメルマガを通じてホワイトペーパーや最新情報を案内し、継続的な関係性の強化に努めるよう活動をしています。

[KM]実際に「Kairos3 Marketing」を使ってみたときの印象はいかがでしたか?

直感的に使えるUIだと感じました。

メルマガ配信の際には、「Kairos3 Marketing」の操作画面にステップ1からステップ3まで表示されておりその順番に操作を進めるだけでかんたんにメルマガ配信の設定ができました。

また、わからないことがあった場合でも、「Kairos3 Marketing」の各画面から該当機能のマニュアルがすぐに確認できたり、サポートに問い合わせができたりしたため、特に困ることはありませんでした。

「メルマガはファンづくり」の信念で成果を追い続ける

[KM]「Kairos3 Marketing」の活用でどのような成果がありましたか?

私が担当している、動画配信型教育サービス「LaKeel Online Media Service」では、メルマガの配信を開始した直後から、予想以上に多くのお客さまがホワイトペーパーをダウンロードしてくださいました。

具体的には、事例集とお役立ちコラム集という2種類のホワイトペーパーを作成し、メルマガで紹介したところ、数件程度のダウンロードを想定していたにもかかわらず、10〜20件のダウンロードがあり、チーム全員で喜んだことを覚えています。

「LaKeel Online Media Service」は、労働安全教育を担当する従業員の方に向けた教育サービスです。運営しているWebサイトの反応が良かったことから、メルマガを通じてホワイトペーパーにも関心を持っていただけると期待していましたが、それでも予想を大きく上回る結果に驚きました。

[KM]メルマガで心がけていることはありますか?

当社のメルマガの目的は、「ファンづくり」であると考えています。

メルマガを通じて当社を知っていただき、信頼を築くことが重要です。そのため、お客さまにとって価値のある情報を、常に読みやすい形で提供することを心がけています。どんなによいメルマガを作成しても、読んでいただけなければ意味がありません。

また、当社では、MAツールを運用する上で、顧客の関心度や効果的なコミュニケーションを測るための指標として、メルマガの開封率を重要な指標の一つとして捉えています。開封率を高めることが、まずはお客さまに興味を持っていただくきっかけとなり、その後のコミュニケーションを通じて信頼関係を築いていくことを目指しています。

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メルマガの取り組みについてお伺いしました。

[KM]メルマガの開封率を改善する工夫を教えてください。

メルマガの件名をABテストしたり、未開封のお客さまに対して再送信したりするなどの工夫を行っています。「Kairos3 Marketing」にはABテスト機能や、未開封者への再送信機能があるため、これらの施策が非常にスムーズに行える点が便利だと感じています。

さらに、メルマガの送信時間や曜日を変更し、その結果がどうなるかテストを行ったこともあります。当初は朝に配信することで開封率が高くなると考えていましたが、実際には昼間の配信でも高い開封率が得られることなど、さまざまな発見がありました。こうした試行錯誤を通じて、最適な配信タイミングを見つけるための改善を続けています。

また、各メンバーが試行錯誤して得た成果は会議で共有し、議論しています。チーム内ではノウハウを共有し合い、お互いに成長できる文化が根付いており、他社のメルマガを購読して参考にした内容も積極的に共有しています。

[KM]今後の展望について教えてください。

メルマガを開封してくださったお客さまやスコアの高いお客さまに対しては、適切なタイミングで効果的にアプローチを行い、商談につなげていきたいと考えています。今年からは、私たちのチームもアポイント獲得の目標を設定し、その達成状況を数値で管理するようになりました。

これまでアポイントの獲得は営業部のインサイドセールスが担当していますが、アポを増やすための具体的な方法については、営業部と密に協力しながら目標達成に向け活動しています。部署間で活発に意見交換ができる社風だからこそ、このようなミッションが会社から与えられ、挑戦することができていると感じています。

また、お客さま情報に企業属性や興味・関心に基づいたデータを付与することで、より正確なターゲティングを行い、開封したくなるメールの送信やシナリオを活用した効率化に取り組むことにも関心を持っています。これらの取り組みを通じて、今後さらに顧客とのエンゲージメントを深め、質の高いリードを商談に結びつけ、事業の成長にしっかりと貢献していきたいですね。

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取材のご協力ありがとうございました。

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