[カイロスマーケティング株式会社(以下、「KM」)]三井物産プラスチック株式会社さまの事業について教えてください。
三井物産プラスチック株式会社は、プラスチックの原料の販売を軸に、幅広い領域の事業を展開しています。扱う商材は農業用の資材から半導体の材料まで多岐に渡り、さまざまな業界のお客さまと、長く深いお付き合いをさせていただいています。
[KM]鈴木さま、木塚さまのご担当業務を教えてください。
私たちのユニットでは、経営計画の策定支援や、業務効率化のためのツール選定など、経営と現場をつなぐ業務や営業支援に関わる業務を担っています。
営業支援の一環として、当社の経営方針である「共創」の理念のもと、2年前にデジタルマーケティングに取り組み始めました。業界の方々と一緒に未来を作っていくことを目指し、Webサイト「PLAS MIRAI+」(プラスミライ)を通じた情報発信をしています。
[KM]「Kairos3」のご導入前からマーケティングオートメーション(MAツール)はお使いでしたか?
はい。海外産のMAツールを使っていましたが、使いづらさを感じていました。
当時は他のMAツールのことをよく知らなくて。「MAツールってこんなものかな」と半ば受け入れていたものの、他に使いやすいMAツールがあるんじゃないかと、モヤモヤしていた部分はありました。
[KM]海外産のMAツールの、どのような点が使いづらかったのですか?
いろいろなことができる一方、設定が複雑でした。
たとえば1つのフォームを作って公開するためには、設問項目や公開用のURLなど、複数のパーツを1つずつ作成する必要がありました。
フォームをWeb上に公開する前に社内で確認をとっていたのですが、修正点が1つでもあると、フォームの作成工程の初期段階からやり直さなければならなかったんです。
[KM]「Kairos3」に切り替えようと思ったきっかけは何でしたか?
きっかけは、Web制作をお願いしている会社の方からの紹介です。
当社のデジタルマーケティングの取り組みや、これからやりたいことを理解してくれている、信頼している方が「『Kairos3』はサポートが万全で、迷ったら親身に寄り添ってくれますよ」とおすすめしてくれたので、間違いないだろうと思い、検討させていただきました。
[KM]ご検討中はどんな印象でしたか?
「Kairos3」の画面を見て、使いやすそうだと感じました。
社内からは「MAツールを切り替えたら学習コストがかかるんじゃないか」という意見もありましたが、画面から使いやすさをイメージできたので、自信を持って問題ないと伝えることができました。
[KM]実際に使ってみて、いかがですか?
メニュー画面から必要な機能にアクセスしやすく、直感的に操作できるので使いやすいです。
一連の操作を1回経験すれば使い方は覚えられました。慣れるまで1か月もかからなかったと思います。
[KM]複雑だったと仰っていた、フォームの作成作業はどうですか?
「Kairos3」に切り替えてから、かなり楽になりました!
以前のMAツールでは、1つのフォームを作成するのに30分ほどかかっていました。「Kairos3」では5分くらいで作成できています。作業工程がシンプルなので、社内から「ここ修正して」と指摘があっても、大変さを感じなくなりました。
[KM]お役に立てているようでよかったです!
日頃から、作業や設定にかかる時間は極力減らして、営業支援のためのアイデアを考えたり、コンテンツを作ったりする時間を増やしたいと思っているんです。そういった点で「Kairos3」には支えられています。
[KM]他に、ご導入後に変わった点はありますか?
名刺管理ツールからの名刺情報の取り込みや整理がスムーズにできるようになりました。
以前使っていたMAツールは、名刺管理ツールとの連携機能が不十分で、名刺管理ツールから出力したCSV形式のデータを、MAツールにアップロードする作業が発生していました。
「Kairos3」を導入してからは、タグを活用して名刺管理ツール内の名刺情報の絞り込みができるので、名刺情報の整理がしやすくなりました。
[KM]お客さまへ情報を発信するために、どのようなことに取り組んでいますか?
「PLAS MIRAI+」上での情報発信の他、メルマガの配信やウェビナーの開催は、「Kairos3」導入後も変わらず取り組んでいます。
[KM]ウェビナーはどのように実施していますか?
「Kairos3」を導入する前は、MAツールで申し込みフォームを作って、Zoomでアンケートを実施し、出欠結果や参加者の情報はZoomからMAツールへ取り込んでいました。
現在は「Kairos3」を起点にウェビナーを開催できています。Zoom連携機能のおかげで、ウェビナーの出欠結果やアンケート情報を「Kairos3」で一元管理できるようになりました。
[KM]メルマガの取り組みについても教えてください。
「Kairos3」を導入して以降、メルマガの頻度が倍以上になりました。フォームの作成や名刺情報の整理など、作業が効率化されたからですね。現在は月3~4通を目安に計画しています。
1回メルマガを送ると、10〜20件ほどご返信をいただけることもあり、そこから具体的な商談につながるケースもあります。メルマガにご返信をもらえるなんて思わなかったので、嬉しい驚きです。
[KM]メルマガがお客さまとの関係維持につながっているのですね。どんな内容をお届けしているんですか?
お客さまの興味に合った情報を届けられるように、メルマガのテーマは10本以上用意しています。テーマは、バイオプラスチックやモビリティ領域のソリューションなど、幅広い内容です。
メルマガの配信前には、お客さまのことを一番よく知る顧客担当者へ、どのお客さまへどんな内容を送るか確認してもらいます。営業部門を巻き込みながら進めることで、社内のデジタルマーケティングへの理解が深まってきたように感じています。
[KM]最後に、今後の取り組みについてお聞かせください。
営業活動のさらなる支援を進めたいと考えています。
この2年で、デジタルマーケティングを始め、お客さまとのコミュニケーション機会を増やしてきました。社内にも、私たちのユニットの取り組みや意義が少しずつ浸透していると実感しています。
メルマガやウェビナーから引き合いが生まれる第一歩を踏み出したばかりですが、今後はそうしたきっかけをもとに多忙な営業が新しい案件にもどんどん取り組んでいけるように、デジタルも活用し、営業部門を支援していきたいです。
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