[カイロスマーケティング株式会社(以下、「KM」)]e-ビジネス事業部の事業内容を教えてください。
e-ビジネス事業部では、金融機関向けのサービス「ANSER(アンサー)」の開発・提供をしています。
「ANSER」は30年以上の実績を誇る、金融業務の自動化サービスです。残高や入出金明細の照会、振込や振替などの金融取引を、金融機関の窓口やATMに行かずに、自宅や会社、外出先でも利用できるようにするためのサービスです。
今はネットバンキングが普及していますよね。「ANSER」を提供しはじめた当初は、まだインターネットを当たり前に利用する世の中ではなかったので、電話を使っていました。会社や自宅の電話を使った金融取引をテレフォンバンキングと呼んでいました。FAXやパソコン、スマートデバイスの普及といった時代の変化とともに、「ANSER」もさまざまな端末で利用できるよう進化してきました。
[KM]みなさまがご担当されているサービスについても教えてください。
私たちは「BizHawkEye(ビズホークアイ)」というサービスのマーケティングや営業を担当しています。
「BizHawkEye」はマルチバンクWebサービスと呼ばれるサービスです。会社の経理担当者は、ネットバンキングの普及によって金融機関に行かなくても業務が進められるようになりましたよね。ただ、会社が複数の口座を持っている場合は、口座ごとにログインをしなければならないんです。金融機関によって操作方法も異なります。「BizHawkEye」を利用すると、1つの画面上で複数の金融機関にログインでき、同一画面、同一操作で複数口座の金融取引が可能になります。
[KM]マーケティングオートメーション(MAツール)導入の経緯を教えてください。
「ANSER」をはじめ、e-ビジネス事業部は、これまで金融機関向けのサービスを提供していました。金融機関ごとに営業担当が決められていて、ご挨拶にいったり、各金融機関のご状況を詳しくヒアリングしていました。対象となるお客さまが絞られているからこそできる営業スタイルだと思います。
一方で、私たちが提供する「BizHawkEye」は、事業会社が対象になるサービスです。数万社もの企業に「BizHawkEye」を知ってもらうには、これまでの金融機関向けサービスと同じような営業では難しいですよね。デジタルの力を使って、見込み客を集めたり、契約確度の高い顧客に絞って営業していかなければならないと思い、MAツールを導入することにしました。
[KM]その時に導入いただいたMAツールが「Kairos3 Marketing」でしょうか?
いえ。以前は「Kairos3 Marketing」と別のMAツールを導入していました。私たちには事業会社に営業をするのも、MAツールを導入するのも初めてだったので、協力会社と一緒に営業をしています。協力会社に勧められたMAツールを導入しました。以前利用していたMAツールは、操作方法がわからなかったので、操作は協力会社に頼っていました。
[KM]以前は別のMAツールを利用されていたのですね。なぜ「Kairos3 Marketing」を導入することになったのですか?
会社のセキュリティ基準が厳しくなり、以前のMAツールでは対応できなくなったんです。当社のセキュリティ基準を満たすツールに切り替える必要性がありました。MAツールの切り替えるのであれば、協力会社に頼らずに私たちで操作できるツールが良いと考えていました。
協力会社に相談し、私たちでも操作できるものとして勧めていただいたのが「Kairos3 Marketing」です。「Kairos3 Marketing」は、利用する担当者ごとに権限設定ができたり、担当者ごとのログイン履歴がわかり、当社のセキュリティ基準を満たしてしていました。協力会社の人たちが、自社で使っているMAツールは「Kairos3 Marketing」だとおっしゃっていたことも後押ししてくれました。協力会社の人たちも使っているMAツールという安心感がありましたね。
[KM]「Kairos3 Marketing」のご活用状況を伺えますか。
マンスリーレターの配信と、セミナー開催に活用しています。
[KM]マンスリーレターではどのような内容を配信されていらっしゃるんですか?
セミナーのご案内や「BizHawkEye」を導入されたお客さまの事例、新機能の情報をお届けしています。
以前は協力会社さんがコンテンツの執筆や配信業務をしてくださっていたのですが、「Kairos3 Marketing」に切り替えてからは私たち自身で執筆や配信業務が進められるようになりました。
[KM]セミナーについてはいかがでしょうか?
毎週、オンラインセミナーを開催していて、運営に「Kairos3 Marketing」を活用しています。セミナーの参加者アンケートにも「Kairos3 Marketing」のフォームを活用しています。アンケートの回答結果を自動でグラフ化してくれるので、社内報告のために集計したり、資料にまとめる手間がかからないのが嬉しいですね。
[KM]以前のMAツールは操作方法が難しかったとおっしゃっていましたが、「Kairos3 Marketing」の操作はどうですか?
導入後にカイロスマーケティングのサポートから、操作方法を教えてもらったので、問題なく操作できています。
サポートに助けてもらったのは操作方法だけではありません。先ほど話した毎週のオンラインセミナーは、「Kairos3 Marketing」導入後に始めました。オンラインセミナー開催のために必要なことは、すべてカイロスマーケティングのサポートが教えてくれました。セミナー運営に参考になるマケフリの記事も送ってくれたので、記事を見ながら準備を進められました。
[KM]SFA/CRMの「Kairos3 Sales」もご利用いただいていますね。
はい。「Kairos3 Sales」を使って、商談情報の管理をしています。
以前は営業で使うお客さまの情報をExcelファイルで管理していました。セミナーの参加者情報や商談情報などがバラバラになっていて、1社のお客さまを対応するにも、いくつものExcelファイルを開いて、これまでの接触履歴を確認していました。
「Kairos3 Sales」を使い始めてからは、お客さまとの過去の接触履歴もセミナー参加情報も1つのツール内で確認できるようになりました。
「Kairos3 Marketing」と「Kairos3 Sales」を導入してから、どのような効果を感じていますか?
見込み客の集客から営業管理まで、「Kairos3」で包括的に管理できるようになりました。営業があちこちExcelファイルを開く必要がなくなった分、新しい営業方法を試せるようになりました。長期で検討しているお客さまに、営業からご連絡してご検討状況を伺ったりしています。その結果、「Kairos3 Marketing」と「Kairos3 Sales」を導入してから半年で、商談後の契約率が5%アップしました。
[KM]最後に、今後のお取り組み予定を教えてください。
セミナーの参加者など、見込みのお客さまが「BizHawkEye」により興味を持ってくれるような活動をしていきたいですね。メンバーを増やさずに、営業の活動を増やせるように、「Kairos3 Marketing」のシナリオ機能も活用してみようと考えています。
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