[カイロスマーケティング株式会社(以下、「KM」)]さつき株式会社さまの事業についてお聞かせください。
さつき株式会社は、社会が抱える課題や問題のより近い場所に立ちながら解決に向けて取り組み、直接的に社会へ貢献していくことを使命と考え、3つの事業「環境ソリューション事業」「ITソリューション事業」「家電・機器部品事業」を展開しています。
「Kairos3 Marketing」を導入したITソリューション事業部は、電子黒板「ミライタッチ」の企画・製造・販売をおこなっています。「ミライタッチ」は、専用ペンや指で画面に直接書き込むことができ、驚くほどなめらかで、ストレスなく使用できます。シンプルな操作性とさまざまなシーンに対応できる機能性を備え、学校や学習塾などの教育現場において幅広く活用いただいています。
また、ビジネスシーンで活用できる「ミライタッチプラス」は、働き方改革に取り組む企業をサポートしています。
[KM]マーケティングオートメーション(MAツール)導入前の状況を教えてください。
ミライタッチは学校や学習塾を中心に導入いただいており、ミライタッチのような教育支援ツールは各自治体が選定します。
ミライタッチの販売は、代理店から自治体への営業が中心です。一方で、市場開拓のためには、自社でも新規見込み客であるエンドユーザーを啓蒙する必要がありました。
ミライタッチの競合製品を提供しているのは大手メーカーです。私たちの製品を選定いただくには、品質だけでなく大手メーカーのブランド力に勝てるようなファンづくりの施策が必要でした。
ファンづくりの施策として、メルマガやセミナーで情報発信したいと思っても、対象顧客リストを作成できませんでした。顧客データはあるものの、顧客を担当している営業以外は、代理店とエンドユーザーの区別ができない状態だったからです。
代理店にお送りしたい情報とエンドユーザーにお送りしたい情報は異なります。例えば、代理店向けのキャンペーン情報を誤ってエンドユーザーである学校の先生宛に送るようなミスは絶対に起こせません。
また、すでにミライタッチをご利用いただいている既存ユーザーさまにも一定期間で契約の見直し時期がくるので、継続して利用いただける働きかけが必要でした。
[KM]メール営業するために、販売代理店、エンドユーザー、既存ユーザーを区別する必要があったのですね。
はい。加えて、私は営業から異動しマーケティングの役割になって、Webサイトからお問い合わせや資料請求をいただく内容や数、新規顧客情報の管理も求められました。
当時、お問い合わせや資料請求の登録があったときは営業にメール通知がきて、その場の対応はできていました。しかし、お問い合わせや資料請求の履歴の蓄積や管理は誰もやっていませんでした。月次でのお問い合わせ件数を計測したり、お問い合わせいただいたお客さまへの長期的なフォローをすることは困難でした。
直面した課題の解決策について、インターネットで検索したり、本をたくさん読んだりして調べました。Webサイトからのお問い合わせを含めた顧客情報の管理と、ファンづくりのためのメルマガやセミナーの運営、どちらもできるのはMAツールとわかり導入を検討することにしました。
[KM]なぜ「Kairos3 Marketing」を選んでいただいたのでしょうか。
複数社にデモ画面を見せていただきました。自分ひとりで運用しなければならないので、やりたいことがすぐに実施できるUIであることを重視しました。
特に「Kairos3 Marketing」は、画面を見ればどのメニューで何ができるかを想像できるUIで、わかりやすいと思いました。また、何度も画面をクリックする必要がなく、すぐに欲しい情報にアクセスできます。階層が深くなく、機能がシンプルなのが良いですね。
個別対応してくれるサポートがある点も「Kairos3 Marketing」を選んだ理由の一つです。私としても会社としてもMAツールの利用は初めてです。MAツールは活用法が多々あるからこそ、次に何をしたら良いか迷うと思っていました。サポートのアドバイスがあると安心して進められます。
各社から提案いただいた中で、カイロスマーケティングの営業のことはとても印象に残っています。私が不安に思うことを汲み取り、安心して導入できるよう、細かな仕様まで確認して教えてくれました。
[KM]顧客管理の方法にどのような変化がありましたか?
お問い合わせフォームと資料請求フォームを「Kairos3 Marketing」で作成しました。フォームに登録があれば、販売代理店、ご利用中のお客さま、新規検討中のお客さま、といった属性が自動で付与されるように設定しました。
お問い合わせや資料請求で登録いただいた、お客さまのお名前、社名、連絡先、問い合わせ内容、アンケート項目(お問い合わせのきっかけなど)といった情報が全て「Kairos3 Marketing」に蓄積されます。属性も含めて顧客情報が「Kairos3 Marketing」で管理されることで、属性でリストをわけてメール配信できるようになりました。
お問い合わせや資料請求の件数も計測できるようになりました。資料請求は半年間で200件ほどいただいております。
メール施策の反響を、Web問い合わせ数や資料請求数で測ることができるようになりました。
[KM]お客さまの属性に適した内容のメールを送信できるようになり、Web経由のお問い合わせや資料請求の件数を計測できるようになったのですね。
はい。他にもできるようになったことの一つに、展示会フォローメールがあります。年に数回、展示会にミライタッチを出展しており、展示会の企画運営も私が担当しています。展示会から商談化するには、フォローの迅速さが大事です。
今は、展示会場に名刺スキャナーを持ち込みその場で名刺をスキャン、「Kairos3 Marketing」と連携している名刺管理ツールを利用して展示会来場者という属性をつけて「Kairos3 Marketing」に顧客情報を取り込み、お礼メールを送信しています。
「Kairos3 Marketing」を導入してから、展示会後に対応が必要な営業の初動の顧客管理の部分を自動化でき、メールを使った営業活動をすぐ実施できるようになりました。
[KM]「Kairos3 Marketing」のファイル管理機能を利用して、資料送付も柳さまが対応されているとお聞きしました。具体的に教えてください。
ファイル管理機能を利用し、資料をご希望されたお客さまへお送りする資料を「Kairos3 Marketing」上に保存しています。「Kairos3 Marketing」に表示されるURLをコピーしてメールに貼り付ければ資料を送信できます。
資料やカタログを更新したときは「Kairos3 Marketing」に最新版をアップロードするだけ。Web制作会社に依頼しなくても資料やカタログを自分で更新できます。今までと比べて業務が費用と時間の面で効率化されました。
「Kairos3 Marketing」は、お客さまがWebサイトを閲覧した履歴やメール内のURLをクリックした履歴を記録しており、資料URLのクリック有無もわかります。メール送信後に、お客さまが資料を見てくださったかを確認できます。
[KM]資料の送信、更新の作業が効率化されたのですね。お客さまの行動履歴を確認されているとのこと、営業にも活かされていますか?
ミライタッチは複数シリーズを展開しており、シリーズごとにWebサイトのページをわけて詳細情報を掲載しています。「Kairos3 Marketing」でお客さまのWeb閲覧履歴を見れば、お客さまがどのシリーズに興味をお持ちなのかを推測できます。
提案時のヒントとなるので、お問い合わせがあったお客さまのWeb閲覧履歴の情報と、お客さまの行動から推測できることを営業担当に伝えています。
[KM]幅広くご活用いただいていますね!
「Kairos3 Marketing」はシンプルでわかりやすいので、マーケティング未経験の私も運用できています。ツールとサポートの力でここまで使えていると思います。
当社を担当していただいているカイロスマーケティングのサポートは、運用にのるまで「次の打ち合わせまでに、これとこれをやりましょうか」と提案してくれました。サポートから提案いただくと安心して前に進めますし、気軽に相談して良いのだな、と思えました。
利用中に困ったことがあって問い合わせすると、すぐにサポートメンバーのどなたかが返事をくれます。わからない状況が続くと仕事が止まってしまいますが、サポートの対応の早さのおかげで仕事を止めずに「Kairos3 Marketing」を活用できています。
[KM]さいごに、今後についてお聞かせください。
今後やりたいことはたくさんあります。
まずは、既存ユーザー向けの情報提供に注力したいです。冒頭でお話ししたように、教育支援ツールは、定期的に契約の見直しがあります。見直しの際に、再度ミライタッチを選んでいただきたいので、ファンになってもらえるような関係構築をしていきたいです。
そして、ミライタッチを業界NO.1にしたいと思っています!
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