[「カイロスマーケティング株式会社」(以下、「KM」)]e-Janネットワークス株式会社さまの事業についてお聞かせください。
e-Janネットワークスは、法人向けのテレワークサービス「CACHATTO」の企画、開発、販売を行うソフトウェア会社です。
「CACHATTO」は、テレワークを行う従業員のPCやスマートフォンなどの端末から、安全に社内の業務システムへアクセスできるサービスです。社内の情報にアクセス、利用した際に、端末に情報を残さずに対応が可能になります。
[KM]「Kairos3」導入の経緯について教えていただけますか?
メールマガジンの効果測定をおこなうために導入しました。私の所属する経営企画室では、以前からお客さまに対してメールマガジンの配信は行っていたのですが、開封率やクリック率の測定ができていませんでした。メールマガジンのABテストを行って、タイトルや内容の見直しもしていきたいと考えていたので、開封率などの測定ができるツールを探していました。
また、「CACHATTO」に関するお客さまは大きく3つのカテゴリに分けられます。3つのカテゴリごとに、メールマガジンで伝えたい内容は異なるため、お客さまがどのカテゴリに属するのかの情報管理も必要でした。データベースをそれぞれのカテゴリで作成すると、同じ企業さんの名寄せや担当者情報の更新に手間がかかります。メールマガジンの配信と、カテゴリごとのお客さまの情報管理、両方を実現できるため「Kairos3」を導入しました。
[KM]3つのカテゴリについて、具体的にお聞かせください。
はい。1つはまだ弊社の製品を導入されていない、見込み客です。2つ目は、すでに製品を導入されている既存顧客。3つ目は、製品の販売代理店となります。
見込みのお客さまには、製品の導入を検討するにあたり必要となる情報を配信しています。製品の特性や導入している企業さまの事例、キャンペーン情報などです。既存のお客さまには、より製品を活用いただくために、導入企業さま向けセミナーや製品のバージョンアップ情報を提供しています。製品の販売を行っている代理店には、販売ポイントやトレンド情報を送っています。
[KM]カテゴリの分類はどのようにされていますか?
「Kairos3」は、お客さまの属性や過去の情報をタグで管理することができます。タグを使って3つのカテゴリを分類しています。
また、「CACHATTO」には複数の製品オプションがあるため、既存のお客さまが利用されているオプション情報もタグで管理しています。利用されている製品に合わせて、メールマガジンの配信先を変更したい時も、チェックボックスで該当するタグにチェックをするだけでメールマガジンの配信先を作成することができてかんたんです。
[KM]タグ機能を活用されているのですね。お客さまごとにタグを付ける作業はどのように行っているのですか?
以前は、手作業でお客さまごとにタグを付与していました。Webサイトからの資料請求や製品のお申し込み、既存顧客の方からのお問い合わせなど、お客さまに関する情報がバラバラになっていました。一つひとつを確認しながらエクセルでまとめて、「Kairos3」に定期的にデータを取り込み、タグを付けていました。取り込みとタグ付けで、1回に1時間ほどかかっていました。
手作業でもデータの管理はできていたのですが、今は「Kairos3」のフォームを活用して、作業にかかっていた時間を削減しています。Webサイトを閲覧した見込みのお客さまからの製品の資料請求や、既存のお客さまからのお問い合わせの窓口を「Kairos3」のフォームに変更しました。フォームを活用すると、フォームに入力されたお客さま情報が自動で「Kairos3」に登録され、お客さまがフォームに入力した情報をもとにお客さまの属性を判別し、タグを付けるところまで自動化されます。今まで手作業での登録でかかっていた手間や時間が削減されました。
[KM]タグを細かく設定されているのですね!導入されてからすぐに設定できましたか?
私が経営企画室に配属された時には、すでに「Kairos3」が導入されていたのですが、配属から1人で「Kairos3」を活用できるまでに時間はかからなかったです。
配属されてから「Kairos3」の使い方を覚えるために、当時カイロスマーケティングのセミナールームで開催していた入門トレーニングに参加しました。講師が、よく使う機能について要点をまとめて説明してくれました。「Kairos3」の操作が初めてでも、まず何から始めたら良いのかを理解することができました。
セミナー受講後は、講師やスタッフが、すぐに参加者を送り出すのではなく、質問を受け付けるために待っていてくれました。セミナーの中でわからなかったことや会社の状況に合わせた使い方のポイントを教えてくれました。それにより、より当社での「Kairos3」の活用方法を具体的にイメージすることができました。
現在、「Kairos3」を活用している担当者は私以外に2名います。どちらも私より後に入社したのですが、入門トレーニングに参加して、すぐに「Kairos3」を使えるようになりました。
[KM]新しく配属された方も、すぐに「Kairos3」を活用いただいているのですね。最後に今後についても教えてください。
今後は、新規の見込み客からお問い合わせがきた後に、何回かに分けて製品の情報を自動送信するシナリオメールを活用していきたいと考えています。
見込み客との接点を増やす手段としてメールマガジンを配信してきましたが、見込み客が製品に興味関心が最も高いのは、お問い合わせをしたタイミングです。そのタイミングから、シナリオメールを使って製品の解説動画や導入事例順番に配信していければ、製品への理解も深めてもらうことができますし、製品への購入意欲も高めてもらえると思います。
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