エムシードゥコー株式会社

問い合わせ経由の成約が明確になり、マーケティングと営業のコミュニケーションが活性化した。

エムシードゥコー株式会社 URL

佐久間 遼介さま
マーケティング部 マーケティングアソシエイトマネージャー
業種
広告・メディア
活用用途
新規顧客獲得 自社セミナー運営 顧客情報管理

導入前の状況

  1. 取引の大部分は広告代理店経由。オンラインからの問い合わせ経由での取引は少なかった。
  2. 問い合わせがあったら営業に転送し、その後の対応は営業に任せていた。
  3. 事業会社から直接問い合わせがくることが徐々に増えている肌感覚があった。

要件や選定の決め手

  1. オンライン経由の問い合わせに注力すべきかを判断するため、問い合わせの件数や成約率などを把握したいと考えた。
  2. 「Kairos3 Marketing」ならエンジニアのいない日本法人のマーケティング部門だけで設定ができる。

導入による効果

  1. 「Kairos3 Marketing」のフォームのレポートから毎月何件のお問い合わせがきているのかを測定できる。
  2. リードタグで営業の対応状況がわかるようになり、問い合わせにもれなく対応ができるようになった。
  3. 問い合わせ経由の成約かどうかが明確になり、営業部からマーケティング部に成約の報告がくるようになった。

屋外広告の設置、販売、維持管理を手がけるトップ、エムシードゥコー株式会社

[カイロスマーケティング株式会社(以下、「KM」)]エムシードゥコー株式会社さまの事業についてお聞かせください。

バス停やショッピングモール、空港など、屋外に設置される広告媒体を取り扱っています。フランスのJCDecauxのグループ会社で、世界80か国以上にグループ企業があります。日本法人は2000年に設立しました。

創始者が最初に手がけたのがバス停に設置する広告でした。当時のバス停には、標識1枚と雨晒しのベンチだけが設置されていました。「バス停の維持管理をする代わりに、広告を設置させてほしい」と申し出て事業をスタートしたのです。

バス会社や自治体に負担をかけず、清潔で快適なバス停を維持できることから、生活の利便性が向上します。また、広告主にとっても人々の生活の中でメッセージを訴求することができます。バス停にとどまらず、さまざまな屋外の公共空間に事業を展開しています。

thumnail:エムシードゥコー株式会社さまの事業

バス停などに設置される屋外広告事業を営むエムシードゥコー株式会社さま

Webサイト経由の問い合わせ管理のため、「Kairos3 Marketing」を導入

[KM]「Kairos3 Marketing」を導入されたきっかけを教えてください。

当社のWebサイトに直接くる問い合わせ、資料ダウンロードの件数や成約率がわかるようにしたかったからです。

当社では広告代理店経由のお取引が大部分を占めています。以前から事業会社から直接問い合わせをいただくことはあったのですが、要件が合わないことも多く、マーケティング部としては注力する必要性を感じていませんでした。問い合わせがきたら営業に転送し、あとは営業に任せていました。問い合わせ件数や、営業転送後の成約率を気に留めることもありませんでした。

私は2022年に入社しました。入社当初は、Webサイトからの問い合わせを営業に転送するだけだったのですが、だんだんと転送する機会が増えている感覚があったんですよね。問い合わせが何件きていて、その後の成約率はどうなのかが気になりました。Webサイトからの問い合わせが成約につながりやすいなら、マーケティング部でも注力すべきだと考えたからです。そこで導入したのが「Kairos3 Marketing」です。

[KM]問い合わせ数や成約率の把握のために、「Kairos3 Marketing」を導入されたのですね。選定いただいた理由を詳しく伺えますか。

「Kairos3 Marketing」はエンジニアがいなくても利用できるマーケティングオートメーション(以下「MAツール」)だからです。

当社グループ本社のフランスでは、以前からMAツールを活用しています。MAツールの設定にはエンジニアのスキルが必要で、グループ全体に関わることは本社のエンジニアが対応しています。エンジニアがいない日本法人では設定が難しく、日本法人のためだけの設定を依頼するというのも現実的ではありませんでした。

付き合いのある会社に相談したところ「『Kairos3 Marketing』が使いやすいよ」と紹介されました。「Kairos3 Marketing」ならエンジニアのいない日本法人のマーケティング部門だけで設定ができるので、導入してみることにしました。

thumnail:エムシードゥコー株式会社さまの事例取材風景

マーケティング部の佐久間さま

問い合わせ獲得後の状況を「Kairos3 Marketing」に登録し、マーケティング部でも状況を把握している

[KM]「Kairos3 Marketing」の活用方法を教えてください。

Webサイト経由の問い合わせの対応状況をリードタグで管理しています。

Webサイトの問い合わせフォームはすべて「Kairos3 Marketing」で作成したフォームに変更しました。毎月、何件の問い合わせがあったかをフォームのレポートから確認しています。

[KM]リードタグでの管理は、具体的にどのように運用されていらっしゃるのですか?

問い合わせが来たら、「営業対応:未対応」のリードタグをつくようにしています。営業は「営業対応:未対応」のリードタグをみて、お客さまにご連絡します。ご連絡をした営業が、「営業対応:対応中」「成約」「無効」といったリードタグに変更します。

マーケティング部は「営業対応:未対応」のリードタグがついたままのお客さまがいないかチェックし、該当のお客さまがいれば営業部のリーダーに共有して営業に対応依頼する流れで運用しています。

thumnail:エムシードゥコー株式会社さまの事例取材風景

「リードタグの種類は営業部と相談しながら決めています。」

導入前から社内プロジェクトを立ち上げ、営業部を巻き込んだ運用を進めた

[KM]営業の皆さんもすぐに「Kairos3 Marketing」の操作に慣れましたか?

はい!「Kairos3 Marketing」の導入の検討段階から、営業部とマーケティング部で「Kairos3 Marketing」運用のプロジェクトを立ち上げていたんです。

リードタグの運用方法は、プロジェクトの中で営業と話し合いながら決めました。プロジェクトで決定したことを、営業が営業部内に共有して、部門全体を巻き込んでいます。

[KM]導入前からプロジェクトを立ち上げていたんですね!

そうですね。問い合わせが成約につながっているかを判別するには、営業部の協力が欠かせません。導入を決定する前から、「Kairos3 Marketing」がなぜ必要なのか、どんな成果が見込めるかを、私から営業部に伝える機会を作りました。

問い合わせ経由の成約が明確になり、営業部とのコミュニケーションも活性化された

[KM]「Kairos3 Marketing」導入後の変化を教えてください。

明らかに変わったのはマーケティング部と営業部との関係性ですね。問い合わせから成約に至ると、営業がマーケティング部に報告してくれるようになったんです!

以前は問い合わせがあっても、マーケティング部は営業部へ転送するだけでした。営業は、問い合わせ経由で成約したとしても、マーケティング部に報告もなければ、もしかしたら問い合わせ経由ということも考えていなかったかもしれません。

「Kairos3 Marketing」を導入してからは、問い合わせ経由で成約になると、営業部とマーケティング部とで喜びを共有できるようになりましたね。今月何件問い合わせがあったのかや問い合わせ経由の受注率を、互いに気にかけるようになりました。

thumnail:エムシードゥコー株式会社さまの事例取材風景

「問い合わせから成約になると、マーケティング部としても嬉しいですね。」

[KM]部門間の関係性に変化があったのですね!最後に今後のお取り組みについて教えてください。

コロナ禍以前は年に1回、お客さまを招くセミナーを開催していました。コロナ禍で開催を見送っていたのですが、カイロスマーケティングのサポートからの提案で、オンライン開催をしてみたところ、とても反響がよかったです。オンラインでもお客さまに喜んでいただけるとわかりました。今年はオンラインのセミナーを増やし、お客さまとのコミュニケーション機会を作っていきたいと考えています。

thumnail:エムシードゥコー株式会社さまの事例取材風景

取材のご協力、ありがとうございました!

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