株式会社オリオン工具製作所

「誰でもマーケティングに取り組める環境を」という開発ストーリーに共感し「Kairos3」を導入

株式会社オリオン工具製作所 URL

大澄 博之 様
代表取締役
大端 亜希子 様
マーケティング
業種
製造業
活用用途
メルマガ 営業活動の効率化 展示会フォロー 新規顧客獲得 顧客情報管理

導入前の状況

  1. 良い製品をつくることだけでなく、つくった製品を市場の見込み客に知っていただく活動にも注力していきたいと考えていた。
  2. 訪問中心の営業方法は、時間効率が良くないと感じていた。
  3. 展示会で獲得した新規のお客さま名刺を活用できていなかった。

要件や選定の決め手

  1. 地元製造業の企業が「Kairos3」を活用したデジタル営業の取り組みを進めている実例があることから「Kairos3」に信頼感を持った。
  2. 中小企業や製造業を含め誰でもマーケティングに取り組める環境を作りたい、という「Kairos3」の開発ストーリーに共感した。

導入による効果

  1. メルマガを始めて定期的に情報発信ができるようになった。1年半前に接点を持ったお客さまから商談につながった。
  2. メルマガの反応をもとに、Webサイトを改善できるようになった。

日本中の加工の課題を解決する、株式会社オリオン工具製作所

[「カイロスマーケティング株式会社」(以下、「KM」)]株式会社オリオン工具製作所さまの事業についてお聞かせください。

オリオン工具製作所は、超硬刃物,ダイヤモンド刃物,治工具類の製造・販売をしています。静岡県浜松市にある本社工場に、設計・開発から製造・営業まで全セクションが集約されています。一拠点一貫生産の強みを活かし、お客さまの多様なニーズにスピーディに応えます。

モノづくりには「切る」「削る」「磨く」「穴をあける」といった加工が欠かせません。わたしたちの刃物づくりは、モノづくりを支え、世の中を豊かにする大切な仕事だと考えます。自分たちの仕事に誇りをもち、プロフェッショナルとして付加価値を高める努力をしています。

創業から65年、これまで培ってきた技術力と経験を活かしながらも、これまでの常識にとらわれない豊かな発想力で、お客さまとともに輝く未来を創造していきます。

thumnail:株式会社オリオン工具製作所さまの事業

浜松の本社工場にて撮影。超硬チップをボディにロー付けする工程

案件の新規獲得と、購入の見込みが高いお客さまを優先した営業方法にするためにMAツールを検討

[KM]マーケティングオートメーション(MAツール)導入前の販促・営業活動について教えてください。

当社では、以前から訪問中心の営業スタイルでした。商談の見込みの低いお客さまに対して時間をかけて営業することも多く、時間効率が良くないと思っていました。

例えば、商談につながる可能性が低いお客さまは訪問せずデジタルで接点を持ち、購入の見込みが高いお客さまを優先して訪問するような営業方法を模索していました。

また、展示会に出展していましたが、営業リソースが足らず名刺交換したお客さまのフォローができていませんでした。せっかく展示会に出展しても、獲得した名刺を活用できていないな、と感じていました。

[KM]どのようにしてMAツールのことを知ったのでしょうか。

わたしは、会社を大きくしていくために、良いものをつくることは大前提として、当社の製品を必要とされるお客さまに知っていただく活動をして販売に結びつけていくことが大事だと考えていました。

そのような中、展示会に出展している企業の経営者や、地元の製造業の経営者と話をしていると、営業のデジタル化が話題になることがありました。会話する中で、WebサイトやMAツールを活用した営業方法があることを知りました。

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代表取締役 大澄さま

地元企業での実例もあり、開発ストーリーに共感した「Kairos3」を選定

[KM]なぜ「Kairos3」を選んでいただいたのでしょうか。

普段から付き合いのある地元の製造企業が「Kairos3」を導入しています。その企業も以前は訪問が中心の営業スタイルだったようですが、今ではメルマガでの情報発信、Webサイトを活用した見込み客の獲得、「Kairos3」を活用した購買意欲の高い見込み客の見極め、といった活動をされている実例を聞いていました。実例を聞いているうちに、「Kairos3」は信頼できそう、自分たちもやってみよう、と思うようになりました。

「Kairos3」を選んだ理由は、地元企業が活用していたという理由だけではありません。開発ストーリーに共感したことも大きかったです。

[KM]「Kairos3」の開発ストーリーに共感していただいたのですか?

「Kairos3」は、カイロスマーケティング社の「マーケティングを、もっと身近に。」というミッションのもと、日本の中小企業や製造業がもっと気軽にマーケティングに取り組める環境をつくり「ものづくり大国ニッポン」を「MARKETING JAPAN」にしたいという想いから開発されたことを知りました。

わたし自身も「良いものをつくるだけでなく、製品で社会貢献するために、製品をもっと知っていただく活動としてマーケティングが必要」と感じていたので、とても共感し、ぜひ「Kairos3」を使ってみたいと思いました。

異業種・異職種からマーケティング担当へ。初めてのメルマガ運営を一人で実施

[KM]導入してすぐに「Kairos3」を使うことができましたか。

わたしは「Kairos3」の導入とほぼ同時にマーケティング担当として当社へ入社しました。前職では飲食店に勤務しておりITツールを使う機会はあまりなく、マーケティング施策を考えることも初めてでした。最初はMAツールを使いこなせるだろうかと不安でした。

入社後すぐにオンラインで「Kairos3」のサポート担当の方から初期説明を受けました。マーケティング施策としてまずメルマガをやってみることになっていたので、メルマガ配信に必要な操作を中心に教えていただきました。

サポート担当の方が、パソコン教室の先生のように画面遷移させながら丁寧に教えてくれたので、よく理解することができました。「わたしも操作できそう」と思えました。

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「メルマガは楽しい」とお話しされる大端さま

[KM]導入時のサポートで安心感を持っていただけたのですね。メルマガ運用について教えてください。

HTML形式のメルマガを、だいたい月2回配信しています。内容は製品の紹介や、お客さま事例紹介などです。関連するWebページのURLも記載しておき、Webサイトも見てもらえるように促します。刃物で削ったあとの加工サンプル画像なども掲載して、お客さまがイメージしやすいようにしています。

メルマガの運営は一人でやっています。この業界に入って長くないので知らないこともまだあります。コンテンツをつくるときは、社長や開発部門、営業部門のみんなに相談することもあります。

[KM]一人でメルマガ運営されているのですね。設定などすぐに操作できましたか。

「Kairos3」には、HTMLメール用のデザインテンプレートが複数用意されています。自分でデザインを作る必要はありません。テンプレートを選んだら、文字を入力して、画像を挿入するだけでメルマガコンテンツを作成できました。

「Kairos3」の画面は、用語に下線が引かれていて、マウスを重ねると用語の説明がポップアップ表示されるのでわかりやすいです。最初のころは説明を読みながら操作を進めていました。

[KM]メルマガの反応はいかがですか。

開封率や、メルマガ本文内のリンクからクリックされるWebページがわかるようになりました。開封率はおおよそ24%くらいです。文章の長さやタイトルを変えたりして、開封率に変化あるかな、と楽しく工夫しています。

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お二人で前向きにマーケティング施策に取り組まれている様子が伝わってきました

[KM]製品カタログをダウンロードするフォームも「Kairos3」で作成されていますね。

はい。以前もフォームはあったのですが、入力項目は何もなく誰でも自由にダウンロードできるフォームだったので、お客さま情報を取得できていませんでした。

「Kairos3」でフォームを作成したことで、カタログダウンロード時にお客さま情報が「Kairos3」のデータベースに保存され、その後メルマガで情報をお届けできるようになりました。

メルマガで定期的な情報発信を実現。商談も創出

[KM]「Kairos3」導入の効果はいかがでしょうか。

メルマガ運用を始めて、見込みのお客さまへ定期的に情報発信をできるようになったことは、当社におけるマーケティング活動の大きな一歩です。

1年半前に展示会でお会いしたお客さまから、メルマガに返信をいただき、当社の製品を使ったテストカットのご依頼を受け商談につながったこともあります。

また、メルマガに記載しているWebページへのリンクURLのクリック状況を「Kairos3」で分析でき、お客さまがどの製品や事例に興味があるか分かるようになりました。現状のWebサイトは、製品紹介ページから事例ページへ移動しづらい構成です。相互に移動しやすいWebサイトにすれば、もっとお客さまに見てもらえるのではないかな、と考え構成を変更する予定です。そういったWebの改善施策にもつながっています。

[KM]メルマガ運用を続けることで、案件がうまれたり、Web施策への反映ができているのですね。最後にひとことお願いします。

今後もマーケティングのステップとなる、集客、育成、販売、顧客化をしっかりと進めていき、社会に貢献する刃物メーカーとして輝き続けたいと思います。

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取材のご対応だけでなく、工場のご案内もしていただきとても勉強になりました。お忙しいなかありがとうございました!

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