[カイロスマーケティング株式会社(以下、「KM」)]株式会社Palletさまの事業についてお聞かせください。
『全ての人が、はたらくことを通して自分を活かし、幸せに向かう社会を、共に創り続ける』の理念のもと、「組織づくり」、「人づくり」、「まちづくり」を支援しています。
「組織づくり」では、人と人との関係性に働きかけていくアプローチで、企業の皆さまの課題に応じたプログラムを組み立てます。特徴的なのは、Palletのコーチが1on1面談でコミュニケーションをとりながら、伴走型で組織開発を進めていく部分です。1on1面談では、ご自身の目指す目標に対しての行動の振り返りをするとともに、関係性を深めるコミュニケーションを体験学習していただけます。
組織づくりにおいて、軸になるのはコミュニケーションです。特に管理職のコミュニケーションで基本的なスキルが、コーチングです。コーチングの基本を学んでいただけるコーチングスクールを「人づくり」の事業として運営しています。
「まちづくり」の事業では、南三陸町への移住・定住を支援しています。地域の魅力を発信したり、現地ツアーや移住希望者の相談対応など、地域内外の人と人とのつながりをつくるコミュニケーションをとっています。
[KM]「Kairos3 Marketing」導入前に抱えていた課題を教えてください。
顧客情報の管理に課題を感じていました。
当社と新規のお客さまとの最初の接点は既存のお客様からの紹介が多く、ご紹介いただいたお客さま情報をExcelファイルにて管理をしていました。ご紹介が発生した経緯がわかるよう、当社のメンバーごとに、別々のExcelファイルで顧客情報を管理していました。
だんだんと業務委託のメンバーが増え、セミナー登壇など紹介以外のお客さまとの接点が増えるにつれて、お客さま情報を管理するExcelファイルも増えていきました。
Excelファイルが増えたことで、顧客情報が重複してしまったり、最初の接点や何に興味をお持ちだったのかわからないケースが増えてきてしまって…。各メンバーごとやセミナーごとに管理していた顧客情報を一元管理したいと思うようになりました。
[KM]「顧客情報の一元管理」からマーケティングオートメーション(以下、「MAツール」)に興味を持たれた経緯について詳しく伺えますか。
「顧客管理」のキーワードでWeb検索したら、MAツールが便利だと書いてある記事がありました。MAツールなら、顧客情報の一元管理だけでなく、メール配信もできるし、お客さまの反応もわかると紹介されていました。
以前からメール配信をしていたので、顧客管理とメール配信が同じツールでできるのは便利そうだなと思ったんです。
[KM]メール配信は以前から取り組まれていたんですね。
はい。組織づくりや人づくりの事業は、お客さまの検討期間が長いです。当社のメンバーは、お客さまの支援をしながら新しいお客さまへの営業もしています。検討期間のお客さまにきめ細やかなフォローをするには、対面での営業だけでなく、メールでのご連絡も重要となるため、メール配信で検討中のお客さまのフォローをしていました。
[KM]以前のメール配信でもITツールはご利用されていましたか?
利用していました。メール配信に特化したツールではなかったため、顧客情報を一括で登録できず、1件ずつ、手作業で入力していました。
[KM]顧客情報の手入力というのは、結構大変そうですね。
そうなんです。メール配信を始めた当初は頑張って登録したんですけど、登録する時間が取れずに、情報更新が滞ってしまうこともありました。
MAツールであれば、顧客管理とメール配信が1つのツールでできるから、メール配信用に別途顧客情報を登録する必要がなくなります。さらに、MAツールはお客さまごとのメールの開封状況もわかりますよね。「お客さまの興味関心に合わせたご提案ができそうだな」と思い、より使いたくなりました。
[KM]MAツールの中で、「Kairos3 Marketing」を選んでいただいた理由も伺えますか。
MAツールについて調べる一環でセミナーに参加したんです。そこで「Kairos3 Marketing」を知りました。
セミナー登壇者の1人が「初めてMAツールを利用する企業にとって『Kairos3 Marketing』はぴったりのMAツールです」とお話していました。「初めてMAツールを利用する企業」はまさに当社のことだと思い、「Kairos3 Marketing」にしようと決めました。
[KM]顧客情報のExcelファイルがたくさん作られていたかと思います。「Kairos3 Marketing」への登録はスムーズに進められましたか?
はい。CSVでの一括登録ができるので、すぐに一元管理できました。
「Kairos3 Marketing」に顧客情報を登録して、あとから担当のメンバーを追加したいと思った時の更新作業もかんたんでしたね。担当者ごとのCSVファイルを取り込むだけで、担当メンバーの情報追加ができました。
[KM]メール配信はいかがでしたか?
顧客管理と同じツールだから配信リストの更新の手間がなくなりました。
月に2回、メール配信をしていて、お役立ち情報やブログの更新情報をお客さまに届けています。
[KM]顧客管理、メール配信以外にもご活用されていますか?
はい。Webサイトのお問い合わせフォームも「Kaiors3 Marketing」を利用しています。
あとは、資料ダウンロード用のフォームをWebサイトに設置しました。サービスのパンフレットをダウンロードできるように設定しています。
以前から、Webサイトからお客さまが気軽に資料を見れるようにしたいと思っていたんです。カイロスマーケティングのサポートとのミーティングで、やりたいことをお伝えすると「『Kairos3 Marketing』でできますよ」と教えてくれました。PDFなどのデータを「Kairos3 Marketing」にアップロードできるファイルストレージ機能を使ったら、かんたんに実現できてうれしかったですね。
[KM]ファイルストレージ機能もご利用いただいているのですね!「Kairos3 Marketing」を導入したことでどのような効果がありましたか?
導入時に考えていた顧客情報の一元管理が実現できました。あちこちと顧客情報を確認する手間が削減され、資料ダウンロードフォームの設置など新しい施策にチャレンジできるようになりました。
お客さまの興味関心やお悩みごとの兆候を把握できるようになったことも嬉しい効果です。
[KM]「お客さまの興味関心やお悩みごとの兆候が把握できた」について具体的なエピソードがあれば教えてください。
資料ダウンロードのフォームのレポートを確認すると、フォームを閲覧しているのにダウンロードしていないお客さまが何名かいらっしゃったんです。きっと資料には興味をお持ちだろう思ったので、試しにお客さまに資料をメールで送ってみたんです。その後、お電話してみたところ「実は相談したいことがあったんです」とのことで、アポイントにつながりました。
お客さまへの新年のご挨拶メールもすごい反響でした。当社の抱負を皆さまへお伝えさせていただくとともに、皆さまの「在りたい組織の姿を1on1にてお教えください、必要に応じたアドバイスを致します」とお願いしたところ、100件ものお返事をいただき、予想を大きく上回る反響でした。
人財や組織の課題を抱えているお客さまは多いのだなと思いました。これからも当社側からお客さまへ「最近いかがですか?課題を抱えていらっしゃらないですか?」と、お声がけさせていただき、お客さまがご相談しやすいような施策を考えていきたいですね。
[KM]最後に今後のお取り組み予定について教えてください。
よりお客さまごとの興味関心に合わせた情報提供ができるようにしたいと考えています。
お客さまの興味関心を把握するために、「Kairos3 Marketing」のリードタグ機能を使ってお客さまの情報を蓄積するところから取り組んでいます。「資料ダウンロード」「メルマガ閲覧」といったリードタグで情報を蓄積し、蓄積した情報をもとにお客さまごとに合わせた情報提供をしていく予定です。
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