[「カイロスマーケティング株式会社」(以下、「KM」)]株式会社タイガーさまの事業についてお聞かせください。
株式会社タイガーは1940年に創業した当時、手動計算機を製造・販売していましたが、電卓やパソコンの誕生によってお客さまのニーズが変化しました。
ニーズの変化に対応し、当時お付き合いのあった運送業者さまから要望を受け「トラックメイト」を開発したことが、30年以上続くシリーズのサービスの始まりです。
自社開発している「トラックメイトシリーズ」を中心に、ドライブレコーダーや車載器など、運輸・物流業者に必要なシステム製品を提供しています。
[KM]マーケティングオートメーション(MAツール)導入の経緯を教えてください。
業務の進め方について相談をしている中小企業診断士から、展示会で取得した名刺を有効に活用する方法として、MAツールを勧められました。
コロナウイルス感染症拡大以前は年間3〜4回ほど展示会に出展しており、展示会で名刺交換したお客さまに対して、営業担当者がアプローチをしていました。しかし、展示会から時間が経つにつれ、ご連絡するきっかけがなくなってしまい、交換した名刺は各営業担当者の引き出しの中で眠っていました。
当時は、MAツールでどんなことができるのかもわからなかったのですが、まずは勧められたツールの話を聞いてみようと思い、検討を開始しました。
[KM]なぜ「Kairos3」を選んでいただいたのでしょうか。
MAツールを勧めてくれた中小企業診断士が、「Kairos3」が良いとおっしゃっていたんです。他のクライアントでも活用されているそうで、これまでMAツールを利用したことがない当社でも導入しやすいと勧めてくれました。
カイロスマーケティングに問い合わせ、営業担当者に「Kairos3」のデモを見せていただきました。デモを見る前は、MAツールの利用経験ない自分たちだけでは難しいのではないかと思っていたのですが、実際の操作画面を見せてもらって安心しました。利用したい機能をすぐに見つけられるメニュー画面であったため、これなら自分たちでも使えそうというイメージが湧きました。
[KM]実際に導入してみて、すぐに活用できましたか?
はい。「Kairos3」を活用してメルマガ配信やオンラインセミナーを実施しています。
現在は月に1回メルマガを配信しています。メルマガだけで全ての情報をお伝えしようとすると情報量が多くなり過ぎてしまうので、ブログも併用しています。ちなみにブログ自体はMAツール導入以前から更新していました。読み物としての情報はブログでまとめ、メルマガではブログに興味を持ってもらえるような内容を配信するように心がけています。
メルマガやブログで情報発信をして終わりにならないよう、ブログの最後に記事に関連する資料ダウンロードや、お問い合わせのフォームを設置しています。
[KM]メルマガを送るといっても、どんな内容を送ればいいのかと悩まれる方もいます。内容はどのように考えていらっしゃるんですか?
メルマガを始めた当初は、どんなメルマガならお客さまに喜んでもらえるのかがわからなかったので、社員が購読しているメルマガをアンケートで聞き、片っ端から登録して参考にしました。
ネタに困った時に、お客さまにアンケートをとってみたこともあります。年末にお客さまに「ご自身の今年の漢字は?」というアンケートをとってみたところ、100件以上の回答が集まり、集計した結果をブログやメルマガで配信しました。
[KM]オンラインセミナーも実施されていると伺いました。
2021年からオンラインセミナーを始め、現在は2、3ヶ月に1度のペースで開催しています。
オンラインセミナーでは、主に当社が取り扱っている製品メーカーの担当者に登壇してもらっています。2021年に実施したいずれの回でも、参加者へのアンケートで3割は「製品の詳細を聞きたい」と回答していただいており、セミナーを開催することで、営業機会を増やすことが出来ております。
本番前に、リハーサルを兼ねて社員向けに同内容のセミナーを開催し、営業担当者へ製品情報を学ぶ機会を創出しております。
[KM]「Kairos3」を導入した効果としてはいかがでしょうか?
メルマガやセミナーを始めて、お問い合わせ数が以前に比べて1.2倍に増加しました。お問い合わせが増えるにつれ、以前はマーケティング活動への関心が薄かった営業担当者も「次のセミナーはいつですか?」と興味を示してくれるようになりました。
[KM]社内にも変化があったのですね。
当社は運輸・物流業者向けのサービスを幅広く揃えています。営業担当者は、お客さまがどのサービスなら興味を持ってくれるのか、様子を伺いながら営業していたため、各人の感覚に頼る営業になっていた部分がありました。
「Kairos3」を導入してからは、資料ダウンロードやセミナーのアンケート情報から、お客さまがどのような製品やサービスに興味を持っているのかがわかるようになりました。商談の際に興味のあるサービスの提案ができるようになったので、営業担当者の負担も減っているのかなと思います。
社内では「Kairos3」は我々が所属する販売促進部が中心となって活用していますが、営業担当者にも身近に感じて欲しいと思い、月に一度社内向けのメルマガ配信もおこなっています。全国の営業所の支店長や営業担当者に対し、お客さまに配信したメルマガの反応の結果や「Kairos3」で把握できた当社サービスに興味関心が高そうなお客さまの情報を配信しています。
[KM]営業担当者の皆さんの変化は、きっと販売促進部からの社内向けの情報発信があったからこそですね。「Kairos3」の導入から活用までに、困ったことなどはなかったですか?
悩む前に「Kairos3」のサポートに相談していたので、困ることはなかったです。
セミナーを始めようと決めたときも、すぐにサポートに問い合わせました。まずセミナー開催にあたっての基本的な準備から、「Kairos3」のどの機能を活用すれば、やりたいことが実現できるのかを丁寧に教えていただけました。
「Kairos3」のサポート担当者は、相談した内容が「Kairos3」の機能とは合わない場合でも、カイロスマーケティングでの経験をもとに、「こんなやり方がありますよ」と提案をしてくれます。「Kairos3」の使い方をサポートするだけでなく、当社のマーケティング活動をサポートしてくれる存在です。
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