[カイロスマーケティング株式会社(以下、「KM」)]CEC新潟情報サービス株式会社さまの事業についてお聞かせください。
当社は、ICT機器の販売やシステムの開発、運用のサポートを提供するシステムインテグレーターです。民間の企業が活用する業務システムのほか、官公庁や自治体、教育機関が活用する専門的なシステムも開発しています。
[KM]みなさまが所属する営業企画開発室のお仕事についても教えてください。
営業企画開発室は、2020年に新設した部署です。主に自社サービスのマーケティング業務を担っています。
マーケティング業務のほかにも、お客さまにご提案できるクラウドサービスの調査や商材開発、営業担当に対する商材情報の提供・提案支援も実施しています。当社は、お客さまからシステムやIT活用に関するさまざまなご相談をいただきます。自社のオリジナルシステム、個別の業務システム開発をご提供するだけでなく、お客さまのお役に立つクラウドサービスをご提案し、多くのお客さまのDX推進をご支援しています。
[KM]「Kairos3 Marketing」導入のきっかけを教えてください。以前はマーケティングや営業にどのような課題があったのですか?
2020年に営業企画開発室を新設する以前は、既存顧客の新規・更新商談とお客さまからの紹介案件を中心とした営業活動をしていました。Webサイトからの問い合わせは月に1件程度です。民間企業では、ほとんどが新潟県内のお客さまでした。
当社の事業成長を考えると、新潟県内に限らず、日本全国のお客さまに当社のサービスをご利用いただくべきであることは明らかでした。まずは当社のサービスを知っていただく必要があります。部署を新設した2020年は、新型コロナウイルスの影響があり、対面の営業活動に制約がありました。対面せずにお客さまに情報発信するため、Webマーケティングに取り組むことにしました。自社のWebサイトの改修からはじめ、自社製品のクラウド化で全国への販売を可能としました。次にオンラインのイベントを開催しようとしていたタイミングでマーケティングオートメーションツール(以下、「MAツール」)が必要になり、「Kairos3 Marketing」を導入しました。
[KM]オンラインイベントでMAツールが必要になった背景を教えてください。
毎年、対面形式で開催していたイベントを、オンライン開催することになりました。イベントは、講演のほかに、協賛企業のサービス展示会があります。
対面できる会場であれば、サービス展示会で立ち寄ったお客さまにお声かけし、サービスへの興味関心を確認できます。オンラインでも、どのお客さまがどのサービスに興味関心を持っているかを知る必要がありました。
MAツールなら、オンライン上でお客さまがどのページを見たのかがわかりますよね。お客さまがどのサービスのページを見たのか、どのサービスのパンフレットをダウンロードしたのかをMAツールで確認し、お客さまが興味関心を持ったサービスを把握しようと考えたのです。
[KM]なぜ「Kairos3 Marketing」を選んでいただいたのでしょうか?
いくつかのMAツールを比較し、操作性とサポートが良い「Kairos3 Marketing」を選びました。
[KM]操作性とサポートを評価してくださったのですね。それぞれ詳しく教えてください。まず操作性について教えていただけますか。
営業企画開発部の若手社員は、MAツールの活用経験もマーケティングの経験もありません。操作が複雑なツールだと、操作に時間がかかってしまい、業務を円滑に進められないだろうと考えていました。
「Kairos3 Marketing」のデモを見せてもらったときに、操作がわかりやすいと感じました。メール配信の手順が3ステップになっていて、画面に沿って設定を進められます。あちこち操作せずにメールが送れます。
[KM]サポート面はいかがですか?導入してみないとわからないことのように思えますが…。
カイロスマーケティングが運営している「マケフリ」を見て、サポートにも期待ができると感じました。
「マケフリ」では、カイロスマーケティングがマーケティングを実践して得た情報を公開していますよね。若手社員がマーケティングを学ぶ場として活用できると考えていました。私もいくつか記事やセミナーを見て、こんな情報まで、惜しみなく公開してくれるのかと驚きました。
「マケフリ」でこれだけの情報を公開しているカイロスマーケティングならば、「Kairos3 Marketing」のサポートでもマーケティングについて惜しみなく教えてくれるに違いないと思えました。実際、期待以上です。困った時の問い合わせの回答も早くて助かっています。
[KM]「Kairos3 Marketing」を導入してからのご活用状況を教えてください。オンラインイベントはいかがでしたか?
無事にオンラインイベントを開催できました。
オンラインイベントの開催には、自社開発のシステムを利用しました。システム上でお客さまがみたページがわかるように、「Kairos3 Marketing」のタグルールの機能を活用しています。例えば、当社の販売管理システムのパンフレットをダウンロードしたお客さまには、リードタグ「販売管理システム_パンフレット」を付与するルールを設定しています。
後日、お客さまに付与されたリードタグを見て、営業から該当サービスをご提案し、商談につなげています。
[KM]オンラインイベントの開催や開催後のフォローにご活用いただいたのですね!
はい。オンラインイベントの際、シングルページ機能とファイルストレージ機能も活用しました。
イベントでは、イベントの概要資料や出展に関する資料など、複数の資料を扱います。必要な企業に、都度メールに添付して資料をお送りしていました。たまに「あの資料を送ってもらったのはいつでしたか?もう1度送って欲しいです」とご連絡が来ていました。
「Kairos3」の新機能説明会で、シングルページ機能やファイルストレージ機能の使い方を教えていただきました。「Kairos3 Marketing」の機能だけでWebページを作成や、資料などのデータアップロードができる機能です。この機能を使えば、イベントに関する資料がまとまったWebページを作れると思い、すぐに作ってみました。
以前ならWebサイトを作る際、他部署のエンジニアや外部の制作会社に依頼していました。「Kairos3 Marketing」を使えば、他部署や外部会社に依頼する手間なく、営業企画開発室だけでかんたんにWebページが作れるのは嬉しいですね。お客さまが必要な資料を見つけやすくなっているといいなと思います。
[KM]シングルページ機能やファイルストレージ機能も活用いただいているのですね!ほかにもご活用いただいていますか?
オンラインイベントを開催した経験を活かし、ウェビナーを始めました。
最初は録画配信、今はオンデマンド配信でお客さまのお好きなタイミングでウェビナーがみられるようにしています。
ウェビナーの集客には、外部の集客サイトを活用しています。毎月、新規のお客さまからのお申し込みが入っています。
開催方法や集客方法は、「マケフリ」の記事を参考にしています。
[KM]「Kairos3 Marketing」を導入してから、どのような効果がありましたか?
オンラインイベントの開催やウェビナーなど、Webマーケティングでできることが増えたと感じています。若手社員が成長しているからだと思います。
「Kairos3 Marketing」には、新規リードの獲得やリードナーチャリングに必要な機能が揃っています。「Kairos3 Marketing」の機能を順番に使っていけば、新規顧客開拓のためのマーケティングをどんどん進められます。複雑な操作が必要ないから、未経験の若手社員でも「Kairos3 Marketing」を使いこなしながら、マーケティング経験を積むことができます。
ツールだけでなく、「マケフリ」の記事やセミナーでもマーケティングの実務や事例を学べます。「マケフリ」での学びを、「Kairos3 Marketing」で実践することで、マーケティング力が上がっていき、結果として若手社員が第一線で活躍できるようになりました。
Webマーケティングを始めてから、新潟県外のお客さまからもお問い合わせが来るようになりました。年々問い合わせ経由で受注する件数も増え、問い合わせの数だけでなく、質も上がっています。
[KM]MAツールの活用を通して、社員の皆さまの成長にもつながったのですね!最後に今後の取り組みについて教えてください。
「Kairos3 Marketing」を活用したWebマーケティングの成果が出たので、営業部でも、SFA/CRMツールの「Kairos3 Sales」を活用した営業管理を始めることになりました。組織がマーケティングや営業でのデジタル活用に前向きになったと感じます。
営業企画開発室では、今後はオウンドメディアやメルマガなど、ナーチャリングも始める予定です。当社がもつノウハウや、お客さまに役立つ情報を発信していくことで、お客さまとの関係値を深められるよう取り組んでいきたいと思います。
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